ネガティブの沼

あなたは決して弱くない

「ネガティブの沼にハマったとき、心は何を守ろうとしているの?」


仕事のこと、人間関係のこと、家のこと。
毎日がんばっているのに、ふとした瞬間に
「全部ダメな気がする…」
そう感じてしまうこと、ありませんか?

私はこれまで多くのスタッフと話す中で、
心が限界に近づいた人が口にする“共通の言葉”に気づきました。

「もう無理です」
「どうせ変わらない」
「何もかも嫌になります」

その声を聞くたびに、私はそっと思うのです。
あぁ、いまこの人は “ネガティブの沼” に落ちているんだ、と。

でもね、沼に落ちることは悪いことではありません。
それは、あなたの心が
“これ以上傷つかないように” と自分を守っている証拠。


🌙 ネガティブの沼って、どんな場所?

沼にいるとき、人の心はこんな状態になります。

・ひとつの出来事が「全部」に見える
・未来が真っ暗に感じる
・どんな励ましも受け取れない
・自分の良さがまったく見えない

まるで深い水の中に沈んでいくような感覚。
“悪い癖”なんかじゃありません。

それは脳が、そして心が、
あなたを守るためにフル稼働している時。

人は1日に6万回思考しますが、
その多くが“危険回避”のための思考だと言われています。
だから、疲れた心は自然とネガティブへ引っ張られてしまうのです。


🌿 沼にハマってしまった人に、私はまずこう寄り添います。

✅ ① 「つらいよね」と、まずは“苦しみ”をそのまま受け止める

ネガティブの沼にいるとき、
人はとても傷つきやすい状態になっています。

だから最初に必要なのは、
アドバイスでも、改善案でもありません。

ただひと言、
「その状況ならつらくて当然だよ」
と、存在そのものを認めてもらうこと。

この一言で、心の鎧が音もなく外れていきます。


✅ ② 「この1週間で一番つらかった瞬間は?」と、具体をひとつに絞る

沼にいる人は、
“起きた出来事すべてが最悪に見えてしまう”状態です。

だからこそ、心を整えるには
つらかった出来事を ひとつだけ 選んでもらいます。

すると、あれほど混乱していた気持ちが
“点”に戻るように落ち着いていくのです。


✅ ③ その感情の奥にある“本当の願い”を見つける

怒りの下には「認めてほしい」
悲しみの下には「大切にされたい」
不安の下には「安心したい」

人の感情の奥には、必ず“願い”があります。
その願いに気づいた瞬間、
心は未来の方向へゆっくり向き始めます。


✅ ④ 最後に “できていること” を一緒に探す

ここで初めて、少しだけ光を当てます。

「今日まで続けてきたこと」
「誰かに優しくした瞬間」
「頑張った日々」

沼から上がるときに必要なのは、
派手なポジティブではなく、
“私、ちゃんと頑張ってたんだ” という静かな自己肯定感。

これが心の免疫力をゆっくりと回復させていきます。


🌈 最後にあなたへ

ネガティブの沼にハマったとき、
あなたは決して弱くなんてない。

あなたの心が、
「もう無理して傷つかないで」
そう言ってくれているだけ。

だから責めないでね。
責める必要なんて、どこにもない。

そしてどうか、こんなふうに
小さく、自分に声をかけてあげてください。

「大丈夫。私の未来は、ここから変えられる。」

あなたの心には、ちゃんと光があります。
沼に落ちる日があっても、
そこから上がる力だってちゃんと持っている。

今日もあなたの心に、そっと優しい灯りが灯りますように。