亡き母からの贈り物

脳の中の不思議

ててママが中学生の時だった。

母がくも膜下出血で倒れた。

ててママが寝ていると父が慌てて起こしにきた。

そのとき偶然夢を見ていた。

夢の中で、亡き祖父が母に声をかけていた。

どんな言葉だったかは流石に忘れた🤣

祖父は幼い頃に亡くなったので直接話した記憶はない。

なんでこんな夢みたのかな?

と、はっとして目を覚ましたら、

父が「お母さん倒れた。病院行くぞ」

救急車の音が近づいていた。

当時は、手術の時は剃毛が主流なので、

母は丸坊主で、目を閉じていて仏様のようだった。

「かなり厳しい状態です。手術しても助かるかわかりません」

その時の光景は今でも鮮明だ。

電気がついていたはずなのに、

真っ暗で、医者の白衣だけが印象に残っている。

強い父が動揺を隠そうとしているのが伝わった。

母の手術は無事に終わった。

ICUに運ばれた。

当時はICUにも家族が宿泊した。

たくさんの管に繋がれた母。

ててママは、せん妄状態で暴れる母の上に馬乗りになった。

看護師さんと一緒に母を押さえ込んだ🤨

父は弟のお世話。

ててママは中学生だったけど、しばらく母に付き添った。

ててママ
ててママ

お母さん何歳?

母

みっちゃん3歳

自分の母が「3歳」と答えることは、ショックを受ける人も多いだろう。

しかし、楽しかったり、面白かったり、

母が生きていてくれたことだけで嬉しかったから、

母と話せることが本当に嬉しかった😊

この頃から脳の中ってどうなってるんだ?

とても興味があった。

夢ってどうしてみるんだろう?

次々疑問が湧いてきた。

『脳のなかの幽霊』V・Sラマチャンドラン

10年以上前に読んだ本を読み返してみた。

潜在意識や無意識ここらへんに色んなヒントが

ありそうだ。

心理学に興味持てたのも、

母からの贈り物になっている!

中学生の終わりの頃、母について書いた作文はコンテストで褒められた。

『母の存在を深く知った私』そのようなタイトルだった。

それなのに、数年経ち母が普通の暮らしができると、

すっかり忘れた😭

わがままを言って、困らせたり。

学校をサボったり。

でも母は何も言わず、にこにこしていた。

ててママを信じてくれていたんだなあ。

と、今は感謝しかない。

感謝を伝えたかった。

おそらく、一度も感謝を伝えていなかったと思う。

だからこそ、ててには、

「生きててくれてありがとう」を

たくさん言い続ける😊

亡き母からの贈り物💕