初めてのYOASOBI
またまた登場!
いとこのMちゃん4歳。
ててママ3歳。
Mちゃんちは、食堂をしていて夜も大人たちがいない。
Mちゃんとててママは、チョコレートが食べたかった。
ある日スーパーに行った時、チョコレートをおねだり。
当然却下となった。
その夜、2人で作戦会議をした。
大きな物置部屋に入ると、古いデッサン画の数々。

これに色塗って、売ろう!
(恐らくMちゃんが言った)
どんな発想
Mちゃんと、二人でそのデッサン画を仕上げることにした。
クレヨンで・・・きっとデッサン画は恐ろしいことになっていただろう。
何せ、3歳と4歳ですから
流石に、絵の出来栄えは記憶にない
商店街は、夜も人が多く行き交っていた。
こっそり、家を抜け出した。

絵を買ってくださーい

上手に描けてるね
なんとあっという間に全部売れた。
買い物かごを下げた優しいおばちゃん。
酔っ払いのおじちゃんは、お札をくれた。
まだ、お札の価値がわからない2人。
「こんな紙いらない」
家のゴミ箱に捨てた。
おそらく、五百円札と千円札だった記憶。
10円と100円は理解できた。
小銭を手にしてルンルンな2人
「明日チョコレート買おう!」
翌朝

なんでこんなとこにお金があるの
あんたたち、どうしたの
とにかく怒られた。

危ないでしょ。なんでそんなことしたの!
連れ去られたらどうするの!
絵を売ったことではなく、
夜遅く子供2人が、外に出たことに怒った。
絵を売ったことは、以外にもウケた
大人たちが大笑いしていた。
そこまでして欲しかったチョコレート。
熱意が伝わり、
2人はチョコレートを買ってもらいました。
昭和初期のお話です。
あの時、絵を売ったことをすごく怒られていたら、
どんな記憶になっていたんだろう。
しかし、やってはいけないことをした!
という記憶認識であるようだ。
初めてのおつかいというより
初めてのお仕事
初めてのYOASOBIでした。