感情を聞く

聴くことが始まりかも

メンタルトレーナー、コーチ、セラピストなど、様々な資格を取得したけど、なぜ「カウンセラー」の肩書きを選んだのか?

話すことより、聴くことが得意だと思ったこと😃

これまで、話し方の本とか、質問力の本とか
コミュニケーションについても、主に会話や非言語について学びが多かった。

非言語とは、言葉以外。

表情だったり、声のトーンだったり、スピードだったり、もちろん、これらがコミュニケーションの90%以上しめるのだから大切だ🥹

カウンセリングを始めて、あることに気がついた。

幼少期に親に聞いてもらえなかった。
家族に聞いてもらえない。
上司に聞いてもらえない。

そんなんです「聞いてもらえない」という共通点。

上司や家族に、「聞いていてもらえない」ことを伝えると、口々に、「聞いてるけど」。
中には、「つい最近面談したとこだけど、聞いてるつもりだけど」
そうなんです。

聞いてるつもり。

要するに、聞き方がどうであったのか。
受け取り側との相違点があったんです。

悩みや時間が経てば経つほど大きくなる。
例えば、窓を開けると「黒い雲に覆われていた」
肯定的に物事を考えられる時は、その雲を見て、


「雨が降りそうだ」
「今日は映画でも観ることにしよう」
「かさをもって行こう」

など、肯定的な行動が考えられる。

しかし、否定的に物事を捉えると「雨が降りそうだ」(ここまでは共通)

「今日出かけるのに嫌だな、出かけたくないなあ、なんだか、頭が痛くなってきた。いつも出かける時は雨降りだ。
自分はついていない、こんな自分だからダメなんだ、何をやってもうまくいかない。なんか嫌になってきた・・・」

なんて、グルグル思考が開始してしまうのだ。

上司に言えないもそうだ。

「やめたいんです」
「最近眠れないし、食欲もないんです」
「仕事に自信もないんです」
「リーダー業務がきついんです」
「あれもできないし、これもできないし
自分には向いてないんじゃないかと・・・」

どんどん言い訳が続くんです。

その中身を整理していくと上司が忙しそう、怖い、今日のご機嫌どうかな。
また別の日にしようかな、他の人が相談したら怒られていた。

伸び伸びにして、タイミングを見ているうちに、何が悩みの始まりだったか、本人もわからなくなることさえある。
そうなると、「とにかくやめたい」なのだ。

「ちゃんと自分のことを聞いてもらえないと思う」

的中!!!!

話始めたら、話の主導権は、上司。
「昔はもっと厳しかったんだよ」
「私もそんな経験あるよ」
「〇〇さんもそうだったけど今は元気に働いてるよ」
「じゃあ部署移動してみる?」
「少しお休みしてみたら?」

話をしている最中に、「なんてアドバイスしようかな」
と、経験の引き出しを開きながら聞いてる。
「きっと今こんな感じなんだ」と決めつけ。

「今の子は時代が違うし、これ以上言ったらパワハラになるんじゃないか」
聞く側の主観が溢れている。

ててママも以前は、こんなことがよくあった。

自分の経験値で、なんとかアドバイスしてあげないと!

しかし、カウンセラーとなって話を聞かせて頂くと、ひたすら聴くに徹する。
メモを取ったり、うんうんとうなづいたり、
時にはおおむ返しで、確認したり、そして、話を整理すると悩みの根源は全く別のところにあったりする。

そう、答えは本人がわかっている。

ててママのできることは、
本人に気づいてもらうこと。

「あっ!私って〇〇だったんだ」
「本当はやりたいことがあったんですね」
などなど。

よく聞き上手と言われたことがあったが、カウンセラーとしての仕事としては、まだまだ未熟だ。
以前はただ単純に、話が苦手なだけだった。
苦手なことより得意を活かすことからスタート。
それは、人と比べていたからだと気がついた。

話上手な人と比べては、関西の人は話が面白くていいなあとさえ思っていた。

ててママは話が下手だとか、色々言い訳を探していたと思う。

今は、苦手も克服するためにラジオパーソナリティーにも挑戦。
そして、心の声を聴くことを追求していきたいと思う。
話すことより、聴くことが始まりなのかも。